全てのボルトを外したのでケースを分解します。

比較的簡単にケースは外れました。

クランクケース内部も非常にきれいな状態です。前オーナーさんは定期的にメンテ(オイル交換)していたようですね。

こういった分解時にオーナー様のエンジンに対する愛情など確認できます。



今回は5速ミッション組み込みなのでミッション部分をすべて取り外します。

メイン、カウンター、シフトドラム、シフトフォークなどなど・・・

モンキー系とは違い、シフトフォークはドラムと一体化しておらず、独立しています。

5速になるのでそのあたりの確認をしながら、作業を進めます。




今回の5速クロスミッションはキタコ製を使用します。

R14719


キタコさんとタケガワさんが5速ミッションを販売していますが、その違いなども検証していきましょう。

まずキタコ製5速クロスは1stがノーマルの14/35に対して14/36とちょいとローギヤード。
(レシオ2.571)

発進は、し易そうですね。

対してタケガワ製は15/35のレシオが2.333とハイギヤードなギヤ設定。

最終5速に対してもキタコは1.000(25/25)に対してタケガワは0.923(ノーマルと同じレシオ)26/24と違います。

内部構成も違いがあり、キタコ製はシフトフォーク、シフトフォークシャフトも付属しているのに対してタケガワ製はレフトシフトフォークとシフトフォークシャフトは純正を使用します。

どちらは良いかは取り付けして確認しないと判りませんが、以前のモンキーミッションでタケガワ製でよくトラブったことを考えるとキタコ製にしました。

価格はキタコ製が¥54,000に対してタケガワ製は¥48,800とシフトフォーク、シャフトが無い分お安くなっていますね。

ギヤ比と価格?どちらのメーカーを選ぶか悩みますね・・・